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  • 山田勝彦

山と共に生きる 山神祭

1月16日、東彼杵町遠目郷の山神祭に参加させて頂きました。山の神様を祭り、木を切り、炭を焼き、獣を獲る。そんな伝統的な生き方を300年も続けて来られています。

300年以上前、大村市黒木町の炭焼き職人が移り住んだとされていて、現在でも遠目と黒木は交流が盛んで、お互いの山神祭に顔を出し合っておられるとお聞きし、歴史を感じ感動しました。

地区のお母さん達のイノシシのおもてなし料理も最高でした。初めて生で猪肉を頂戴しました。全く臭みがなく、とても美味しかったです。

しかし、林業や農業、狩猟で生計を立てるのは厳しく、過疎化と高齢化が進み続けています。 「車の運転ができなくなったら、買い物にも行けない」将来への不安を口にされる方もいました。

自然災害が全国各地で多発している現状、改めて林業が果たす防災機能を再評価する必要があるのではないでしょうか?

私たち人類は、経済的利益や利便性を追求するあまり、自然破壊を行い続けて来ました。新しい時代は、「自然との共生」をテーマにしないといけない。改めて、強く感じることができました。

壊すのでなく、共に生きる。

山の神様のお恵みに感謝しながら、山と共に生きる遠目地区の皆さんの生き方に、持続可能性を高めるヒントがあるのではないでしょうか?


山田勝彦





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