1月28日、鎌田さゆり衆議院議員(法務委員会 次席理事)と石川大我参議院議員(難民問題に関する議員懇談会 事務局長)が大村に来られました。
午前中、大村入国管理センターに収容されている外国人の方々を日頃支援されている皆さんと意見交換を行いました。午後からは、大村入管でネパール人男性と面会し、所長や管理職の方々へ申し入れを行いました。その後、私たち議員団と支援者の皆さんで記者会見を行いました。
ネパール人男性は2019年8月に「大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)症」との診断にも関わらず、必要な医療を受けれず放置され続けました。半年後に車イスになり、その後車イスでの移動もできなくなり、現在はベットに寝たきりの状態で過ごされています。
ネパール人男性の声 「食欲がない。我慢できないくらいに痛い。 足の痛みを訴え、手術をして欲しいと何度もお願いしたが、2年以上そのままにされている。2本の足で歩きたい」
私たち3人は悲痛な声を直接伺い、すぐに所長へ申し入れました。 「一日も早く手術を。必要な医療を提供して欲しい」
所長からの回答 「今後、医師の診察で手術が必要となれば、手術の判断となる。現時点では、手術の必要はないと判断している」
とても正常な判断とは思えません。
名古屋入管での死亡事件。スリランカ人女性のウィシュマさんは、病院での点滴を求めたにも関わらず、医療を受けさせてもらえず、餓死されました。
その事件後に法務省が出した改善策が、組織に浸透していないのではないか! このままでは第二のウィシュマさんになってしまうのではないか! 強い危機感を抱きました。
大村の支援者の皆さんの言葉が忘れられません。
「人を人としてあつかう入管であるために、立ち上がらないといけない」 「全ての人が同じように生きていく権利がある。私は寄り添い続けていきたい」
国民の皆さんと一緒に声をあげ続けます。 当たり前の人権と命が守られる国であるために。


衆議院議員
山田勝彦
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