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  • 山田勝彦

佐世保の水事情と水道民営化を考える講演会


「佐世保の水事情と水道民営化を考える講演会」に参加しました。 講師は、水ジャーナリストの橋本淳司先生。大変貴重なお話しをたくさん聞かせてもらいました。

世界は水道民営化により、料金が上がり水質が悪化し、ここ15年で30ヶ国以上が再公営化しています。今さら、なぜ時代遅れの水道民営化を日本で進めるのか?国民が望んでいるのか? 外資系企業の利益の為だけに、私たちの暮らしや命に関わる水道事業を民営化することは、絶対に許されない!! この考えは、昨年末開催した立憲タウンミーティングでもお伝えしました。

今回のメインテーマ 「人口減少社会を迎え、水道を持続させるには」

漏水率、東京都3%に対し佐世保市は15%です。米軍基地がある関係で水道インフラが全国的にもいち早く整備された佐世保市だからこそ、水道設備の老朽化は深刻な問題です。しかし、遅かれ早かれ国家的な課題になります。水道管の補修には1キロあたり1億円かかるそうです。 そして、人口減少により、市民一人一人の水道料金だけでは賄いきれなくなって来きます。 民営化せずとも、このままでは間違いなく水道料金は値上りしてしまいます。(新日本監査法人 人口減少時代の水道料金はどうなるのか? を検索すると全国の自治体の2040年の人口と水道料金の予測が公表されています)

では、一体どうすればいいのでしょうか?

①ダウンサイジングというコンセプト。身の丈に合った適正な規模に縮小化し、効率化を図る。

②地下水の活用。井戸水の再活用。昔の井戸に比べ格段にグレードアップされている。

③中水利用の促進。上水と下水の間くらいの低質な水をトイレや車の洗浄、冷暖房用水などに活用する。

参加された佐世保市民の方から 「中水道を引くことで低コストで水不足を解消できる。中水利用のためのワークショップなどを行い、市民意識を醸成することも大切である」 という意見がありました。

平成が終わり新たな時代が始まります。 昭和時代の大規模集中型の水道政策は見直す時期に来ているのではないでしょうか?そして、このことはエネルギー政策にも通じることです。 ダムや原発に依存せずに、小規模分散型を推進していくことで、災害に強い地域づくりができる。 大変、貴重な学びがありました。

皆さんは、どう考えられますか?


立憲民主党 長崎県連合

代表 山田勝彦

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