12月26日、五島市で感謝の国政報告会を行い、多くの皆さんにご来場いただきました。本当にありがとうございました。翌日は洋上風力発電の視察を行いました。
日本初の浮体式洋上風力発電事業は、2012年6月から環境省による実証事業が五島の海で始まりました。 現在1基で、五島市の約1割にあたる1,800世帯の電気を賄っています。さらに、8基の新造が進められており、2024年1月からは9基体制での運用が予定されています。
一石「五」鳥にもなる自然エネルギー!
①自然エネルギーの地産地消。 プラス8基で太陽光を含め、島内エネルギー自給率80%を達成する見込みです。
②100名の島内雇用が生まれる。 今回の8基は地元企業が五島で製造することで、地域経済にプラス効果が出ています。
③20年間、五島市の税収アップ。 浮体式の洋上風車は固定資産税の対象になります。
④水深76メートルの漁礁に。 風車を支える柱が漁礁の役割をすでに果たしていることが明らかになり、高級魚クエも確認されています。漁業への影響は限定的であり、むしろプラス効果が期待されています。
⑤新たな観光資源に。 すでに全国各地から8,000人を超える人が見学されています。行政では対応しきれず、今は五島市観光協会の人気ツアーとなっています。修学旅行生にも喜ばれ、SDGS教育として注目されています。
課題は、送電網である海底ケーブルの整備事業です。 五島市の担当者の方によると、海底ケーブルの容量が十分であれば、エネルギー自給率100%達成のポテンシャルはあるそうです。
先の国会で成立した改正離島新興法では島の自然エネルギーを推進することが明記されました。 エコアイランドを目指し、島のための必要なインフラ整備がなされるよう政府に働きかけていきます。
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