3月9日、法務委員会で質疑を行いました。 冒頭、「核の共有論」について伺いました。そして、入管行政の「異様な組織文化」について追求しました。
①先日、地元長崎の平和公園で開かれたロシアのウクライナへの武力侵攻へ抗議する集会へ参加しました。 長崎を最後の被爆地にするという決意で平和運動に取り組んで来られた多くの皆さんにとって、プーチン大統領の核を威嚇で使う発言は決して許せません! そのような中、安倍元総理による「核の共有論」が突如持ち出されました。驚くべき発言です。 長崎や広島での悲惨な体験をもう二度繰り返さない。その強い決意の象徴でもある日本の非核三原則「核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず」をないがしろにする暴論です。閣僚のお一人として、「核の共有論」への古川大臣の見解を伺います。
②ウィシュマさんがお亡くなりになり、3月6日で一年が経ちました。本当に無念であられたウィシュマさん対し、改めて、哀悼の意を捧げます。 そして、二度このような悲しい事件が起こらぬよう、法務委員会に所属する国会議員の一人として、入管行政の制度改革に全力を尽くすことをウィシュマさんの魂に誓いにます。 3月6日、ウィシュマさんの一周忌追悼集会が全国各地で行われました。夢や希望を抱きながら私たちの国に来られたウィシュマさん。なぜ32歳という若さで亡くなられたのか?
③この悲惨な事件はあくまで氷山の一角です。第二のウィシュマさん出してはならい!日本の入管を変えよう!ウィシュマさんやウィシュマさんのご遺族、そして多くの国民の皆様の決意です。 大村入管のネパール人男性、大腿骨頭壊死症により激痛で夜も眠れない、食欲不振にもなられ、寝たきり状態です。私も直接お会いしました。ご本人も「早く手術をして欲しい」と望んでおられました。 介護でなく医療が、リハビリでなく手術が必要です。なぜ、二年以上にもわたり、ご本人が望む手術を行わないのですか?
④ このネパール人男性から私は記者会見を行う前に直接伺いました。「日本のメディアにメッセージはないか?」すると「二年上放置された。頼んでも手術を受けさえてもらえない。歩けるようになりたい」と。広くこの問題を私たち日本に人に知ってもらいたい。それがご本人の意思です。 「病院に行きたい。私死ぬ。点滴打ちたい」と訴えていたウィシュマさんとまるで同じじゃないですか? ビデオ開示も含め、個人情報や訴訟中という盾を都合よく使い、問題の本質から逃げようとする姿勢に、多くの国民の皆様は気付いているし、呆れています。そして、怒りの感情が各地で溢れています。そういう答えで済まされると思っているのは、入管庁だけです。
大村入管で収容中に大腿骨頭壊死になり、今もなお介護施設で激痛に苦しむネパール人男性について、適切な医療、なぜ手術を行わないのですか? 一体、いつまで放置し続けるのでしょうか?
衆議院議員
山田勝彦
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