「敵国だったアメリカの声を聞きたい。被爆者の声は届くのか?」長崎の被爆者団体の試みがドキュメンタリー映画「ラストメッセージ」となりました。
昨日、衆議院議員会館で行われた上映会と意見交換会に参加しました。
アメリカの若者から
「実際に体験した人の話しを聞くことは、教科書で読むよりずっと心に響いた」
と言う発言がありました。
アメリカの子ども達には、広島と長崎への原爆によって戦争が終わったという史実は教わっても、その後の被爆者の苦悩までは伝えられていないようです。
だからこそ、核兵器の非人道性について国内外へ語りかける被爆者の存在が重要です。
「核兵器を使ったら人類は破滅する」このことを世界へ発信できる唯一の戦争被爆国が日本であるはずです。
しかし、被爆者の平均年齢が80代後半となり、被爆者が減り続ける中、被爆の実相をどう次の世代へつなぐかが最大の課題です。
会場には長崎県出身の元高校生平和大使の若者も参加していました。
自身の体験から平和教育の重要性を語り、平和運動を持続可能な活動にするためのクラウドファンディングの活用や基金創設など具体的な提案がありました。
映画に登場する被爆者の
「私は世界から核兵器と戦争がなくなるまであきらめません」
というシンプルで強い言葉に平和運動への信念を感じ、感動しました。
この映画は自主上映会が可能です。
多くの人に観てもらいたいです。
NCC長崎文化放送




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