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「農は国の基」 ベトナム国家農業大学

  • 山田勝彦
  • 2025年8月30日
  • 読了時間: 2分

タイからベトナムへ。ベトナムとの交流で長崎県を元気にする会の陰山八郎さんと共にベトナム国家農業大学を訪問し、施設や農場の見学、フェン副学長をはじめ教授の方々と意見交換を行いました。


日本に住む外国人の数で、ベトナムは中国の次に多い国です。

特に長崎県では朱印船貿易など古くから交流の歴史があり、約3,000人暮らしていて最も多いです。


ベトナムの国策である大学は、30,000人以上の学生、1,300人以上の教授陣、200ヘクタール以上の敷地面積を誇ります。


卒業生の多くが技能実習生として、日本の農業現場で活躍されています。

フェン副学長から

「日本の高い技術や日本人の働き方を学び、ベトナムに帰って来てから日本での学びを活かして欲しい」

とありました。


親日の国で知られるベトナムでは、海外での働き先として日本は人気が高く、この大学では日本語を教える授業もあります。


しかし、近年は日本を希望する若者が減って来ています。

理由は、円安と行政手続きの複雑さです。急激な経済成長を続けるベトナムでは賃金が上がり続け、日本で得られる所得に魅力がなくなり、韓国やオーストラリアへ働きに行く人が増えています。


ベトナムでは、人口の約3分の1から2分の1が農業に従事しており、食料自給率は100%を超え、コメは世界でも有数の輸出国です。


一方、日本の食料自給率は38%しかなく、食料安全保障を考えても、農業の担い手不足は深刻です。

また農業だけでなく、福祉、建設など様々な分野で労働力が不足しており、外国人労働者の存在なくして経済を維持できません。


これまでの技能実習制度では、低賃金や長時間労働などの問題が指摘されて来ました。

2027年4月1日から始まる育成就労制度では、外国人から選ばれる国であるために、労働環境の改善が求められます。

また、入管庁への申請書類が他国と比べて煩雑な点も改善が必要です。


そして、日本の食と農を守るために、農業予算を倍増させ、国家的プロジェクトとして次世代へ思い切った投資をすべきです。

その想いをより強くすることができたベトナム国家農業大学での学びでした。



 
 
 

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