後援会長の陰山八郎さんと雲仙市にある吾妻旬菜株式会社を訪ね、有機農業に取り組む皆さんと意見交換を行いました。若い担い手を増やしていくために、大事な課題を教えてもらいました。
・有機農業に挑戦したい若い人へ新規就農の支援制度が活用されない。 ・農業学校で有機農業のカリキュラムを選択できるようにして欲しい。
そして、日本の伝統的なタネをつなぎ続け、メディアからも注目されている「種子取り名人」の岩崎政利さんの農場に久しぶりに訪れました。日本の農業のあり方について、岩崎さんならではの深いお話を頂戴しました。
・小さな農家、家族農業を大切に。小農の生きる道は、オーガニックの地産地消とF1品種でなく在来種による差別化だ。 ・有機も慣行も同じ農業であり、いかに共存していけるか。有機は特別な農業ではない。 ・競い合って農地を拡大するのでなく、昔の農村にあった助け合い、支え合いの農業に立ち返るべき。 ・広島のジーンバンク(種の銀行/保存庫)が無くなった。それだけF1の種に依存し在来種を使う農家がいなくなった。本来は、全国各地に地域に根差したジーンバンクが必要。 ・育種権は大事。しかし、農民の自家採取を制限することは誰にもできない。タネは世界の共有物である。
岩崎さんやお仲間さん達との語り合いで、改めて日本の農政の進むべき道が見えて来ました。学び大き一日となりました。
岩崎さんの伝統野菜は、雲仙市にある「オーガニック直売所 タネト」で購入できます。
オーガニック直売所 タネト↓ https://www.organic-base.com/info/taneto_start/
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